VOL.91 王妃が「愛を引き寄せた」秘密
コラム
アロマ好きのみなさんだったら『ハンガリーウォーター』という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ハンガリーウォーターとは、ローズマリーをアルコールとともに蒸留したリキュール(蒸留酒)のこと。
ローズマリーの有効成分や香りが含まれていて、当初は薬酒として作られていたようです。
なぜこのローズマリーの蒸留酒が「ハンガリーウォーター」と呼ばれているかというと……これには諸説があり、そのひとつが「ハンガリー王妃」
14世紀頃、ハンガリーの王妃に
「ハンガリアン・ウォーター」
という水が献上されたそうです。
ハンガリー王妃はこのとき70代のご老体。
老化による手足の痛みを緩和するために贈られたものだったとのことですが、この「ハンガリアン・ウォーター」がなんと若返りに効力を発揮したというのです。
王妃がこの水を使用しはじめてからどんどん若く美しくなり、そのためなんとポーランドの王子からプロポーズをされた……という驚きの逸話があるのですって。
ハンガリーウォーターが別名「王妃の水」と言われるのはこのエピソードから生まれたのだそうです。
中世の王室でも珍重されたという「ハンガリーウォーター」
現代のわたしたちのアンチエイジングにも期待大ですよね!
(島みるを)
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